購入ガイド - RUNNER VXR- |
4ストローク版のRunner180。ボディーなどはほとんど共通でエンジンが4バルブ(SOHC)の4サイクルエンジンとなった。ただし足回りは大幅に変更されてたとえばフロントサスペンションなどは正立式のものになっている。このエンジンユニットはX9にも搭載される。そのためかリアのサスペンションが2本式に変更された。リアに関してはサスペンションだけでなくタイヤも12インチに戻されたのでタイヤの選択肢が広くなってありがたい。エンジンは180ccながら国産250ccのスクーターと同等の出力を出してきているところがイタリアらしくおもしろい。かなり高回転型のエンジンであると思われる。ウオーターポンプの配置なども考慮されるなど整備性も良くなっているところがありがたい。マットブラックを基調にしたカラーリングも大きく印象を変えて精悍さが増している。 走りは70km/hぐらいまでは普通の走りっぽい。2ストのようなパンチのある加速ではないがスムーズに加速していく。思ったより低速がないということもない。町乗りではこちらの方がスムーズで乗りやすいと思う。VXRの良さが発揮されるのは80km/hを越えてからで、最大トルクを高回転で発揮するため国産スクーターならトルクが薄くなってくるスピードからトルクが出てくる。カタログデーターでは最高速120km/hとなっているがメータ読みではそれ以上出ている。絶対的なパワーを求めるのならSPの方だろうが、長距離も乗るのならこちらの方が疲れずに乗りやすい。個人的には国産250ccスクーターとほぼ同等のパワーを180ccで出しているエンジンに魅力を感じる。また、カタログデーターでは若干国産スクーターに劣るものの高回転でトルクのでてくるエンジンは実際に乗ってみると非常にパワフルに感じる。もちろん遙かに軽い車重の効果も大きい。 試乗車は大阪店においてあります。 |
GILERA RUNNER VXR180 仕様 | |
型式名 | ZAPM24 |
エンジン | SOHC4ストローク4 バルブ液冷単気筒 ボアー69mm、ストローク48.6mm、182cc |
パワー | 最大出力、20Bhp(15Kw)/7,500rpm、 |
イグニッション | CDIイグニッションシステム |
トランスミッション | オートマチックCVTシステム |
フレーム | スチールクレードル |
サスペンション | フロント、ハイドロリックテレスコピックフォークΦ35mm リア、ハイドロリックダンパーコイルスプリング4 段階調節可 |
ブレーキ | フロント、シングルディスクΦ220mm、リア、シングルデスクΦ220mm、 |
タイヤ/ホイール | フロント、120/70-12"、リア、130/70-12" |
インスツルメント | アナログインスツルメント、スピードメーター、タコメーター、 |
全長/巾 | 1,900mm/750mm |
ホイールベース | 1,340mm |
シート高 | 820mm |
タンク容量 | ガソリン12L |
ストレージサイズ | |
重量(ドライ) | 119kg |
加速性能 | |
最高速度 | 120km |
燃費 | 27km/L |
価格 | \456,750(税込み) |