オートマチック車の納車整備

最近のオートマチックのイタリア車は大変良くできている。以前のベスパなどのように納車整備の善し悪しによって性能が大きく変わってくるということはほとんどない。それでは納車整備はやってないのかというと、モトリーノデルベントではもちろんやってます。ただし、納車整備の目的が以前のものとは違ってきている。従来のベスパなどの場合はいかに本来の性能を引き出すか、乗りやすくするかということに重きを置いていたのに対して、オートマチックシリーズに関してはもちろん従来の目的のための整備も含まれるのだが、どちらかというと今後のメンテナンス費用を安くするための整備を施すことが多くなっている。一例を挙げるなら後輪のドライブシャフト、GTSやMP3などは右側でサポートのプレートが付いているのだが、ここのベアリングがむき出しのためにシャフトとベアリングが錆びて固着してしまうのである。そうなるとタイヤ交換の時など外すのに一苦労。無茶をしてベアリングにダメージを与えてしまう可能性もある。だから納車前にこの部分の錆び防止策を施す必要がある。その他ここで紹介している以上に細かい対策はあるのですが、それ以上は秘密です。



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