RUNNERＦＸＲ　ＤＤのツートンカラー版がＳＰであるが２００１年モデルよりフロントフォークがＶＸＲ同様の正立式のものに変更された。このことによりフロント周りの剛性は旧タイプよりもかなりあがった。それ以外の点については基本的にＤＤと変わるところはない。

今や数少ないツーストロークエンジンののスクーターで、なおかつその中でも最大排気量である。水冷エンジンではあるがコンパクトな車体とシンプルな構造で国産２５０ｃｃのスクーターよりは４０ｋｇ前後も軽く仕上がっている。加えてツーストローク独特のトルク感は国産スクーターでは絶対に味わえない快感である。車高が高いので小柄な人にはちょっと無理があるかもしれないが、足さえ付くのでれば乗ってしまえばかえって視界が良く町中での使い勝手はよい。大型のラジエーターのおかげでオーバーヒートなどもなくノーマルで乗れば耐久性もかなりある。