イタリアではスクーターの主流であるラージホイールスクーター。イタリアではホンダのエクスプレスカブの流行以来大きなタイヤのスクーターが中心となってきた。イタリアのメーカーとしてはアプリリアのスカラベオが先行したがピアジオ社もＦｒｅｅに始まりＬｉｂｅｒｔｙとラージホイールスクーターのラインアップを増やしてきた。日本ではリバティー１２５が先に輸入されていたがヨーロッパでの規制の変更に伴って１５０ｃｃが主流となり今回、ＥＴ４−１５０と共に輸入が開始された。基本的にエンジン周りなどはＥＴ４−１５０と共通である。ボディーサイズなどはリバティ１２５と同じである。基本的には１２５のボアアップ版であるがＥＴ４−１５０同様、クランクケース周りにも変更がある。

あとなんといっても価格が安いのが魅力だ。このクラスでは国産スクーターをあわせても最安値ではないだろうか。もちろん安いからといって品質が悪いわけではないのがうれしい。他のイタリア製ラージホイールスクーターと比べても高級感は数段上である。乗り心地は大きなタイヤのおかげですごく安定しているしエンジンはトルクフルでシティユースには最適である。女性が乗っても非常に絵になるスクーターである。

日本ではまだまだ馴染みのないラージホイールスクーターであるが乗り心地や走破性の点で優れているので今後が楽しみである。