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購入ガイド - GTS300ie-
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| GTS250ieがスケールアップ。エンジンをボア、ストロークともに3mm拡大した。これでクオ-サーエンジンは本当の限界だろう。ヨーロッパでは他社が300ccのスクーターをリリースしてくるのに対抗してピアジオも300を出さざるを得なかったと思われる。ただし、すでに限界近くまで来ていたクオ-サーエンジンなので、250ieからの排気量アップは34ccで300と言うには少し小さい278cc。最高出力よりトルクを重視したエンジンのようである。トルクはやく１０％アップしているしその最大トルクの発生回転数も250の6500pmから1500rpmも低い5000rpmになっている。2人乗りの時などはかなり差が出るのではないかと思う。 スタイルの方はよりクラッシックなデザインに変更されている。シートは上部にパイピングのある物に変更されているし、メーターもＧＴ２００のようなアナログタイプに変わっている。フロントのスモールライトは無くなり、車体右サイドにはビンテージシリーズのようなスリットが設けられた。リアキャリアは標準装備ではなくなったが、これもクラッシックといえばクラッシックよりのデザインと言うことだろう。 日本では250を超えると車検があるのでこれぐらいの排気量アップはあまりメリットがないが、このボディーに積める最大排気量エンジンであるという意味はある。今後これ以上大きなエンジンのベスパが登場することがあってもこのボディーにはマスターエンジンは絶対に搭載できないであろうから、大幅にサイズが拡大されたボディーになってしまうだろう。そういうことでこのボディーであることに大変な意味がある。バイクも初回車検が３年になったので車検というデメリットは今はあまり無いのかもしれない。 |