屋根付きスクーターのアディバが２５０になって新登場。１２５-１５０の時はベネリブランドであったが２５０からは本家ＡＤＩＶＡブランドでの発売。エンジンはピアジオのクオーサーエンジン、現時点ではまだキャブレター仕様なのでアプリリアのスカラベオ２５０やピアジオビバリー２５０、デルビＧＰ１−２５０などと同じエンジンである。エンジン性能に関しては定評がある。ボディーは１５０と比べて一回り以上は大きくなったと感じるが重心位置の関係なのか取り回しはかえって楽かも知れない。タイヤも１４インチなので安定性、乗り心地は大幅にアップしている。シート高は若干高くなったが身長１７０ｃｍ位でかかとが着くぐらいなので、イタリア車としてはこれでも低い方だろう。後部トランク以外にシート下のメットインスペースが出来たのも大きな差である。改良された点が多い反面、サイドバイザーはオプションになり、屋根後部は密閉でなくなっている。
いずれにしても１５０でパワー不足を感じていた人には申し分ない車体であると思う。重量が重くなったといっても国産スクーター並になったぐらいなのでパフォーマンス的には満足できるだろう。なにより、屋根付きでコンバーチブルなスクーターがこの値段で買えるというのはすばらしいと思う。